ページの先頭です。

本文へ移動する。

技術職

[製造(オペレーター)] 積み重ねてきた学びを生かし
自分の可能性を切り開き続ける。 渋川工場 第2製造部第1課 2021年入社
工学部情報システム学科卒

前職はKDK渋川工場と同じエリアにあるメーカーで勤務。転職しても通勤は同じ感覚のままだという。2人の小さなお子さんの子育てのかたわら、資格取得に向けて自主学習にも励んでいる。

化学への情熱を胸に、KDKの扉を叩く。

以前は群馬県内の金属加工会社のオペレーターとして10年ほど勤務していましたが、頭から離れなかったのが化学への興味でした。実は高校受験のときに化学科に進もうかと思っていたものの、悩んだ末に電子科を選択してそのまま違う道を歩んでいました。あのとき化学を選んでいたらどんな人生になっていたのだろう――そんな思いが忘れられず、改めて化学の道に進もうと決心。KDKに関してはたまたま募集を見つけたのですが、事業内容を調べていくと、多品目のモノ作りを展開しながら世界でもトップシェアを誇る製品を有していると知り、ここならばやりがいを持って化学に向き合っていけそうだと扉を叩くことしました。
配属された第2製造部第1課は、主にフッ素系ガスの製造を専門としています。担当する製品のラインでは分散制御システム(DCS)が導入されており、基本的にはすべての工程が自動化されています。私たちオペレーターは操作室でパソコンの画面を見ながら数字をコントロールしつつ、原料の補充やメンテナンス、不具合対応時には現場にかけつけて調整をかけるほか、製品槽にたまったガスの分析、完成した製品のボンベへの充填なども管轄しています。

ISO14001の管理にもチャレンジ。

前職でオペレーター経験があるとはいえ、DCSには触れていたわけではありません。そもそも化学は知らないことの方が多かったので、入社してからは基礎知識から勉強をし直すしかありませんでした。苦労をした部分はあったにせよ、製造現場ではチームでの行動を徹底しているからこそ、周囲のメンバーに教えてもらいながら、一つひとつを乗り越えることができました。ただ、先輩たちの仕事を見ていると自分との差を感じさせられてばかり。実際、トラブルが発生したとき、マニュアル外の臨機応変な対応をする周囲の社員の姿を見ていると、経験を積んだ優秀な人材たちに追いつくのは簡単ではないと今でも思わせられています。
そんな中、配属後1年ほどで環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001の運用に関して、私が管理を任されることになり、担当する製造工程が基準に則って環境を保護できているのか、確認・調整を重ねていく業務にもあたっています。実は転職前から公害防止管理者の資格取得を目指しており、環境に関してはある程度の知識は身に付けてきました。無論、試験用の知識だけでISO14001に対応できたわけでもなかったものの、学んだ経験を生かしながら地球環境保護につながる役割を担える点には責任とやりがいを同時に感じます。

資格取得に励み、自分をさらに高めたい。

最近は別の製造工程にもかかわっており、これからは2種類のフッ素系ガスを見ていくことになりました。私個人の守備範囲は広がりましたが、チームで連携して製造工程を管理していくという基本姿勢は変わらぬまま。日々、省力化や品質向上に関して、メンバーと細かく議論を交わしながら協力しているからこそ、設備の稼働がより良くなっているのは間違いありません。
今後はより自分を高めていくためにも資格取得に力を注ぎたいと考えています。ちょうど公害防止管理者の大気1種に関しては合格発表待ちで、次年度は水質関係の分野にも挑戦したいと思っています。フッ素系ガスに取り組んでいる以上、高圧ガス製造保安責任者も視野に入れています。業務にかかわる資格であれば取得費用などは会社が負担してくれますので、これからも思い切ってチャレンジしていくつもりです。

主体性を持って行動する姿勢が大事!

KDKの製造オペレーターは、流れ作業に携わっているわけではありません。圧力のちょっとした変化を見つけたときなどは、危険防止のために即時対応に奔走します。その中では誰かの指示を待っているわけにもいかないだけに、自分で考えて行動を起こせる人にこそ向いている仕事だと思います。