SUSTAINABILITY

当社は、人権に関する国際行動規範等に基づき、取締役会にて「関東電化工業グループ人権方針」を定めています。
当社グループは、本方針の原則に沿った行動と人権の尊重を推進していきます。

    関東電化工業グループ人権方針

    関東電化工業グループは、国際労働機関(ILO)『労働における基本原則及び権利に関する宣言』、国連『ビジネスと人権に関する指導原則』、『国連グローバル・コンパクト』等の人権に関する国際行動規範を支持、尊重し、企業の社会的責任の遂行と社会のよき一員として行動し、持続可能な社会の実現に向けて貢献していきます。また、本方針に関しては、取引先並びにお客様に対しても、本方針の原則に沿った行動と人権の尊重を推進していきます。

  • 1.人権の尊重
  • 関東電化工業グループは、すべての人の基本的人権を尊重します。年齢、性別、国籍、人種、障害の有無、宗教、信条、婚姻の有無、健康状態、性自認、性的指向、経済的背景、政治的見解などの違い等に基づくあらゆる差別を行いません。また、セクシャルハラスメント、パワーハラスメント、マタニティハラスメントをはじめとする、個人の尊厳を不当に傷つけるハラスメント行為を禁止します。

  • 2.労働者の権利
  • 関東電化工業グループは、児童労働、あらゆる形態の強制労働を認めません。また、組合の結成と団体交渉の権利を承認します。

  • 3.人権侵害の防止
  • 関東電化工業グループは、人権尊重の責任を果たすために企業活動における負の影響把握に努め、それを防止、軽減するように努めます。

  • 4.教育
  • 関東電化工業グループは、人権についての正しい理解と推進のため、適切な教育を行っていきます。

  • 5.人権侵害への対応
  • 関東電化工業グループは、企業活動において人権侵害が明らかになった場合は、その救済と是正に向け対処します。

    以上

労働者の状況

2023年3月末の社員数は744人で、幹部社員等を除く社員の全員が労働組合に加入するユニオンショップ制を採用しています。
全事業所で17人の派遣社員を受け入れており、派遣社員を含む全社員に占める割合は2.2%です。

多様性の確保について

変化の激しい経営環境にあって、今後の企業成長の鍵は多様な人材の確保とその育成・登用にあると当社は考えております。現在、当社は、女性、外国人、中途採用者、障害者等、多様な人材の採用、育成・登用に取り組んでいます。

1)女性

従来は総合職に採用が男性に偏っていたため、現在の女性管理職の割合は極めて小さくなっております。他方、現在は女性の採用に注力しており、2019年度から2023年度の総合職新卒採用における女性比率は約23%となっています。
今後とも、以下の目標を掲げ、女性総合職の採用と幹部職としての育成に努力してまいります。

目標

  • ①2030年までに幹部職における女性比率を2020年度(2%)の2倍にする。
  • ②上記を達成するため総合職新卒採用における女性比率30%以上を目指す。

2)外国人・中途採用

外国人については、従来から国籍にとらわれず採用・登用を行っています。中途採用も継続的に行っています。

正規雇用労働者の中途採用比率については2020年度42.1%、2021年度55.8%、2022年度63.3%となっております。

なお、新規卒業者における採用人数に対する2020年度から2022年度までの3か年の離職率につきましては4.17%、常用労働者の自己都合離職率は、2020年度0.9%、2021年度1.7%、2022年度0.6%です。

3)障害者

工場においては多目的トイレの設置など施設のバリアフリー化を進めるとともに、本社に業務サポート室を設置し、障害者が働きやすい環境を整え、雇用促進につなげています。

出入口スロープ

4)環境整備等

多様性の確保に向けた職場環境づくりのため、以下に取り組んでいます。
①教育・研修制度の拡充
②有給休暇取得促進によるワークライフバランスの向上
③男性の育児休業取得の推進
④残業時間の縮減