SUSTAINABILITY

関東電化工業は、独自の技術で様々な製品を作り出してきた信頼と歴史ある会社です。当社は、創業時から保有する電解技術を応用したフッ酸電解の開発に日本で初めて成功し、また、フッ素関連技術においては独創的な技術やノウハウを蓄積してまいりました。このようにして、当社製品は世界最先端の技術を支える材料としてなくてはならないものとなっています。こうした当社の製品および事業活動が、持続可能な社会の実現に貢献するものであると広く社会に認められることが、当社の企業価値向上にもつながると考えております。そこで、当社ではサステナビリティを経営方針の中核に据えるため、サステナビリティ推進委員会を設置し、環境(Environment)、社会(Society)、ガバナンス(Governance)の要素を取り入れた企業運営を進めています。

2019年度より実施している中期経営計画「Journey to 1000」は、10年後の当社のありたい姿 「安定した経営基盤の下、安全で働き甲斐を実感できる環境を提供し、独自性・優位性ある製品で世界最先端の技術を支え、社会に貢献する創造的開発型企業」 を目指し、取り組んでいます。その中で、半導体ガス・電池材料に代表される精密化学品事業の成長を推進するとともに、持続可能な社会に貢献する新事業の創出を目指した成長基盤強化を行っています。

現在、気候変動リスクへの対応が世界的な課題となっています。当社はTCFDの考え方に従い、気候変動に関するリスクと機会を把握し、その情報開示を積極的に行ってまいります。そして、温室効果ガスの排出量削減を推進するとともに、持続可能な社会の実現に貢献するため、温暖化係数の低い半導体用プロセスガス製品や、EV(電気自動車)に不可欠なリチウムイオン二次電池のコア材料である電解質・添加剤の開発に取り組むなど、当社独自の技術を活用した気候変動対応製品を拡充していきます。また、成長を続ける半導体業界の最先端の技術を支えるため、当社は世界規模での材料供給を進めます。その一環として、2017年11月には韓国に当社初の海外工場である関東電化ファインプロダクツ韓国株式会社を設立し、中国には2022年春の操業開始を目指す宣城科地克科技有限公司を設立いたしました。

現在の中期経営計画の重点施策の1つに「ESGシフトと企業価値向上」を掲げています。経済的価値の追求ばかりでなく、社会的な課題の解決を目的とした活動を通じて企業価値の向上を目指し、社会が求める高品質で安全な、そして、地球環境に優しい製品を開発し提供してまいります。「創造的開発型企業」による社会貢献を目指して成長を続ける当社の活動に、今後とも皆様の変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長 長谷川淳一

代表取締役社長 長谷川淳一