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株主の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。また、当社グループに対し、皆さま方の多大なご支援とご協力を賜り、誠にありがとうございます。

2021年度におけるわが国経済は、各種政策の効果により持ち直しの動きが見られたものの、依然として厳しい状況にありました。海外においても、新型コロナウイルス感染症の感染再拡大が経済活動に与える影響に加え、地政学リスクの高まりや金融資本市場の変動等にも留意する必要があり、先行き不透明な状況が続きました。

化学工業におきましても、需要回復の動きは見られたものの、原燃料価格の上昇や物流網の混乱等により、引き続き厳しい事業環境にありました。

このような情勢下におきまして、当社グループは、基礎化学品事業、精密化学品事業および鉄系事業の収益力を強化するとともに、当社の強みであるフッ素関連技術を活かした新規製品の開発に取り組んでまいりました。

当期の売上高は、主に精密化学品事業部門が増収となったため、622 億86 百万円と前期に比べ103 億59 百万円、19.9%の増加となりました。損益につきましては、経常利益は、111 億45 百万円と前期に比べ55 億62 百万円、99.6%の増加となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、77 億62 百万円と前期に比べ41 億57 百万円、115.3%の増加となりました。

今後の見通しにつきましては、社会経済活動のレベルを引き上げていくなかで、各種政策の効果や海外経済の改善もあり、持ち直していくことが期待されますが、世界的な地政学リスク、新型コロナウイルスの感染再拡大リスク、金融資本市場の変動リスク等にも留意する必要があり、先行きの不透明感は依然として強く、経営環境は厳しい状況が続くものと思われます。

このようななか、当社グループは、2022年度より、新中期経営計画「Dominate 1000」をスタートさせました。本計画においては、2024年度連結売上高1,000億円達成を目標とし、「精密化学品事業の拡大推進」、「生産技術力の底上げ」、「人材育成充実」、「社会的価値向上」を図ってまいります。

また、当社グループは、CSRを意識した経営理念と行動指針をベースに、経営体質の強化、企業文化の確立を実現し、社会から信頼され、誇りを持って働くことが出来る企業づくりを目指してまいります。あわせて、当社グループは、企業は社会の一員であるとの基本認識に立ち、法令遵守はもとより企業倫理を励行し、株主・地域社会・顧客等ステークホルダーと良好な関係を築いていくとともに、化学物質を取り扱う企業として、安全・環境に対する情報の収集と伝達、技術力の向上などに注力し、安全・環境対策に万全を期してまいります。

株主各位におかれましては、今後ともなお一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申しあげます。

2022年6月 代表取締役社長 長谷川 淳一

代表取締役社長 長谷川 淳一