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事業・製品紹介 鉄系精密化学品部門 Iron-based Fine Chemicals

最先端テクノロジーで、記録メディアの未来像を描く

化学メーカーは各産業のベーシックな部分に関わりながらも、非常に幅広い分野を網羅しています。
関東電化の鉄系製品は次代を切り拓く情報産業にも大きく貢献しており、メタルテープなどに使われるテープ用磁気記録材料を世界で初めて商業生産しました。
年々、多機能・高画質化が進む複写機、プリンタ分野においては、トナーを感光体に供給するキャリヤーがキー・マテリアルと言われています。キャリヤーには鉄系、マグネタイト系、フェライト系があり、独自の樹脂コート技術を駆使して多様なユーザー・ニーズに対応。磁性トナーの主要原料でもあるマグネタイトは、形状、粒径、磁気特性別に多彩なカテゴリーの素材を提供しています。
また、重金属を含まないクリーンな『EFフェライト』を幅広く取り揃えるなど、環境対策にも積極的です。
技術・研究開発に製造、販売体制が一体となって情報産業の根幹を支え、その未来像を最先端テクノロジーで描いていきます。

キャリヤーの役割(2成分現像)

プリンタ内部では「キャリヤー」がマグネットの周りを回転する現像スリープに乗って、
トナーを感光体(ドラム)へ供給する役割を果たしています。

キャリヤーは、粒子サイズ数十μmのコア材(磁性粒子)に樹脂等を被覆し、帯電量・電気・粉体特性を調整した製品です。近年ではフルカラー化、高画質化に伴い、求められる性能や条件が高水準となっています。画質への影響を例にとると、印刷時は取り込んだ画像を正確に転写しなければなりませんが、キャリヤーの設計を間違えると、「色が出ない」・「色が薄い」等の問題が生じます。そのため、キャリヤーを顧客の要望に沿ってカスタマイズしてご提供しています。