「創造的開発型企業」を目指したモノづくり企業であり続けます。
当社は、コア技術である「電解技術」「フッ素化技術」「粒子制御技術」をベースに、強みとする「塩素化」「微細化」「高純度化」「有機・無機合成」「コーティング」「重合」などに関する独創的な技術を発展させ、構築してきました。
これまでに築き上げてきた技術とモノづくりのノウハウとを融合し、環境・エネルギー、電子・情報通信、ライフサイエンス・ヘルスケア、リサイクル等の分野において、独自性・優位性ある製品で世界最先端の技術を支え、サステナブルな社会に貢献する「創造的開発型企業」を目指します。
研究開発内容
特殊ガス
半導体製造用の特殊ガスに関しては、エッチング・クリーニング用途での高い性能と環境特性の両立が市場から強く要望されています。KSG®シリーズをはじめとした、市場のニーズに応える高付加価値を有する半導体材料の開発を継続し、順次市場に投入していきます。
また、韓国の製造拠点に併設した開発拠点について設備拡充と材料評価体制整備を行い、顧客密着型の研究開発業務を推進していきます。
電池材料
エネルギー面での経済安全保障の観点から、ますます重要性が高まっている蓄電池材料の安定供給を行うべく、NEDO 安定供給確保支援基金事業に採択された廃LIB からのリチウムリサイクルの開発を着々と進めています。
また、LIB の性能向上を目指した様々な材料開発に加え、全固体電池、フッ化物電池等の次世代電池材料の開発を加速すべく、評価技術の習得に努めています。
鉄系材料
高性能化・多機能化が進む複写機、プリンター等画像形成装置向けの現像剤用キャリヤーの開発に製造子会社および営業部門と連携して取り組んでいます。平均粒径30~100μmの鉄、フェライト、マグネタイト等をコア材とし、その表面に各種樹脂をコーティングして製造しています。
新規材料
フッ素ガスおよびその他のフッ素系特殊ガスをフッ素化剤として利用するフッ素化技術や、無水フッ酸を主体とする電解液中で各種フッ素化合物を合成する独自の電解フッ素化技術を用いて、様々なフッ素化合物の開発を進めています。
電子材料分野に留まらず、腸換気技術のコアとなる医療材料の開発など、ライフサイエンス分野にも注力しています。
コア技術の一つである「粒子制御技術」を基盤に、ナノ粒子の「合成」から「分散」までを自社内で一貫開発しています。シングルナノ〜数十ナノメートルの微小粒径に特化し、粒子特性を最適化した独自表面処理を施すことで、目的に応じた高機能ナノ分散液の開発を実現。材料設計や塗工プロセスにおける高度なニーズに対応可能です。