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志望動機は、わりといい加減というか、運命的な出会いというか……分厚い就職情報誌をたまたま広げたところが、化学系企業のページだったんです(笑)。でも、読んでみると、化学製品はいろいろな分野で使われていることがわかった。「化学って素晴らしいなあ」と感心し、共鳴し、一気に興味を持つようになりました。関東電化工業の本社は、丸の内にあります。東京駅の赤レンガ作りの歴史ある建物を背に、自分が出勤していくイメージが広がってきました。つまらないことと笑うかもしれませんが、こういう思い込みが就職のモチベーションになることもあるんですよ。
今、私は大阪支店でフッ素系ガスの営業をしています。半導体や液晶などの製造工程で、フッ素系ガスを使ってクリーニングやエッチングを行います。つまり、掃除や掘削です。靴磨きや歯磨きで言うなら、ブラシではなく、靴クリームや歯磨き粉の泡にあたるのが、フッ素系ガスです。お客様は、電機メーカーや半導体メーカーなど。私は現在、10数社の顧客を持ち、大阪から広島までのエリアをカバーしています。お客様の要望によって、既存製品でも納品の仕様が異なるケースは多く、そのニーズに臨機応変に合わせていくのが、難しいところです。
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学生時代にイギリスで暮らした経験があり、初めてでも、誰とでも話せるようになったため、営業の仕事は向いていると思います。失敗? それは、いくつも(笑)。発注のあった商品の発送手続きを失念し、数日前に気づき、工場関係者に助けてもらって超特急で納品しました。ポジティブシンキングが身上の私でも、そのときはさすがに眠れませんでした。輸送費は、自分のボーナスで払おうかなんて考えて(笑)。フッ素系ガスの容器は基本的に2〜3種類ですが、お客様の使用方法によって、容器をつなげたブロックのような状態にすることもあります。他にも、ガスの成分を多少変える、出入口のバルブの形状を変更するなど、案件によって仕様はさまざま。納期に間に合わせるには、工場の協力は必須です。そういう連携がうまく取れている会社だと思います。
大阪支店は人数があまり多くないこともあり、小回りがきき、アットホームな雰囲気です。先輩たちから引き継いだ案件でも、自分がお客様との関係を深めていけば、それは新たなビジネスに育ちます。そうやって過去の業績やノウハウを大切にしながら、新規業界・分野への納入ができたときが、いちばんの喜びです。
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