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渋川研究所で、フッ素系ポリマーの研究開発を行っています。市場ではさまざまな機能を併せ持った高性能なポリマーが求められていますが、フッ素という強みを持つ当社では、耐候性や防汚性、離型性に優れたフッ素系ポリマーを製品化しています。主に塗料に使われ、お客様であるメーカーはその分野も様々です。
私の担当は既存製品ではなく、新素材を開発して提案していく仕事です。ポリマーの合成や分析、評価試験などを行い、その中で良い素材ができれば、お客様へサンプルワークを行います。逆に、お客様のほうから「こんな機能を持つポリマーができないか」という要望を受け、開発にあたることもあります。ポリマー中のフッ素含有量などを変えることで機能も変化し、目的に特化した用途開発が可能です。ポリマー骨格から組み替えることもあれば、目的の特性を出すために組成変更することもあります。いずれにせよ、調査・仮説立案を行ってグループディスカッションし、実験するというプロセスのサイクルは変わりません。ずっと実験室に籠もっているのではなく、営業と一緒に客先を訪問し、技術ミーティングを行うこともけっこう多いです。自分の作ったサンプルの評価をお客様から直接聞けるのは、楽しみの一つですね。
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基礎検討の段階で好結果が出ているものでも、研究を続けるうちにいろいろな問題が浮上し、製品化まで辿りつけるケースはそうはありません。そして、性能的に優れた製品を作り上げたとして、刻々と変化する市場のニーズにマッチしなければ、「商品」にはなりません。特許を常に意識しながら開発を進めなくてはいけないことも、学生の頃とは違って難しいところですね。そんな中、これまでになかった特性を引き出せたとき、それをお客様が評価してくださったときは、本当に嬉しいです。フッ素系の化合物は取扱いが難しく研究対象としてはやっかいな相手ですが、だからこそ取り組む面白さもあります。
入社して間もない頃から、すぐに実験をやらせてもらえましたし、安全性に関してはかなり厳しく、様々な部門の人からアドバイスをもらえて、「いい会社だなあ」と(笑)。それに、自分から「何をやりたい」「こうしたい」と意見を出せば、認めてもらえます。研究環境も充実していて、私一人しか使わない装置も!これだけ恵まれているのだから、「うちでしかできない」いや「うちのじゃないとダメ」と言って頂ける様な製品を開発していきたいですね。
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