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[営業] 世界に通ずる電池材料は
信頼の輪が支えている 事業本部 精密化学品第3部 2012年入社
文化構想学部複合文化論系卒

中国との取引を担当する営業として活躍する期待の星。社内ではサッカー部やテニス部に所属して汗を流している。ミュージカルをはじめとする舞台鑑賞も趣味のひとつ。周囲の社員を誘って劇場に足を運ぶこともよくあるという。

世界トップクラスのシェアを誇るLiPF6を販売

私はもともと文系の出身。化学に関して詳しい知識は持ち合わせていませんでしたが、スマートフォンやノートパソコン等のバッテリーとして社会に不可欠となっているリチウムイオン電池の材料を扱っていることに興味を抱き、関東電化工業の扉を叩きました。入社後は志望通り、リチウムイオン電池の原材料を扱う精密化学品第3部に所属し、電解質であるLiPF6(六フッ化リン酸リチウム)の営業担当をしてきました。
LiPF6は当社が世界シェアの10%を占める商品。高い品質を強みとして営業活動を続けておりましたが、安価な海外産に押される傾向がありました。ところが、この1~2年で電気自動車(EV)が世界的に普及し始めると状況が一変。リチウムイオン電池にも非常に高度な安全性と信頼性が求められるだけに、どこよりも高い品質のLiPF6を提供可能な当社におのずと注目が集まってきています。

中国担当に抜擢される

専門性が高い業界にあって、右も左も分からない1年目の頃は、受注や出荷、輸送手配といったデリバリー業務を担当しながら、業界の情報や仕事の基礎を学びました。2年目に上司とともに中国のお客様を担当することになり、定期的に現地に赴いて交渉の最前線に立ちはじめました。経験も浅くて戸惑いばかりが先立ちましたが、現地に足を運んだ私自身が話をしなくては何も進みません。躊躇せずにとにかくチャレンジし続けることを意識していました。
その後、上司の異動をきっかけに、中国のメイン担当を任されることになりました。この頃には何度も現場を経験したおかけで、自信を持ってお客様と対話できるようになっていました。

信頼の歴史を未来につなげたい

最近の出来事で印象に残っているのは、海外の物流トラブルの影響で、LiPF6の輸送がストップしたときのこと。紆余曲折の末に、関係者の様々な協力を得てなんとか別ルートを開拓し、事なきを得ることができました。自分一人で出来ることは限られているけれども、多くの人の力を借りれば難しい問題も乗り越えられるということが身に染みてわかりました。
私たちが販売するLiPF6は取り扱いが難しい化学品であり、安全のため保管・運搬の方法が厳密に規定されています。製品の品質も非常に高いレベルが求められており、納入のためには充分に仕様のすり合わせを行う必要があります。様々な課題を解決するため、お客様をはじめ、工場担当者等、様々な方々と何度も協議した末に、ようやくお客様のもとに商品を届けられることになります。毎回、苦労が多いだけに、無事に商品が納入できた時には、いつもこの上ない達成感に包まれます。当社が紡いできた信頼の歴史を、しっかりと未来に繋げて行くために、これからも頑張っていきたいですね。

尻込みせずにチャレンジを!

ときおり初めてお会いするお客様と交渉をすることがあるのですが、過去、先輩方がしっかりと関係性を結んでくれていたおかげで、「関東電化工業」の名を出すと良いイメージで接していただくことができています。より信頼していただける会社にするためにも私たちが頑張っていかねばなりません。新しく加わる仲間たちも「化学を知らないから」なんて尻込みせずに、貪欲にチャレンジし続けてください!